
――はじめは父親のアメ車屋手伝うところから・・
もともとはアメ車屋さんで勤めていた、まあそれは父親の会社だったんです。昔からもうアメ車がどうしても好きで、何だろうインパクトというか、音もそうですけど、そこら辺からまず車業界に入っていったのがキッカケです。
バイクが好きになった理由としては、そのアメ車で勤めていたときに、まだ16歳とか、車の免許がなかったので、バイクの免許しか持ってない。その関係で「バイク部門」っていうのをそのアメ車屋の中で作ってもらってバイクを専属で販売してたっていうのがもともとのキッカケなんです。そこから車の免許をとって、アメ車が好きになっていったわけです。
――昔やっていたバイクがどうしても忘れられなくて
あれは19歳ぐらいかな、20歳くらいにそのアメ車屋をやめて、別のクルマ屋さんに転職したんです。ただその入ったクルマ屋は国産を扱っている、ファミリー向けのクルマ屋さんでした。そこではいろいろと営業関係のノウハウをいろいろと学ばせてもらったんですけど、昔やっていたバイクがどうしても忘れられなくて、「バイク屋さんをやろう」と思いました。
ただ、もともと「アメ車が好き」っていうところがあったので、バイクだとアメ車と言うハーレーがやっぱりこう、妙に性に合うというか、音が良かったり。そういったところからハーレー関係を始めるキッカケにはなりましたね。


――いろいろ乗って結局ハーレーに落ち着いた
自分でいろいろと、まあハーレーも含めてですけど、カワサキ系のバイク、国産車ですよね、ゼファーとかGTZ、そこら辺のカワサキの旧車系も意外と好きです。そこら辺も自家用車として何台か乗ってきましたが、ゼファーとGTZは乗りましたね。
結局ハーレーに落ち着いて、ハーレーも3台か、乗り継いでます。今はツーリングモデルのロードグライドカスタムに乗っているんですけど、「バガースタイル」のモデルです。フロントインチアップして、そんな感じで今は乗ってますね。
まあ趣味の延長じゃないですけど、好きなものを突き詰めていったところ今のお仕事になっているのかな、っていうのが印象としてあります。
――バガースタイルとの出会い
もともとバガースタイルを知ったキッカケが、まあ雑誌もそうなんですけど、「バイブスミーティング-VIBES MEETING-」だったか、まあそういうバイクの、ハーレーを専門としたミーティングがあるんですよ。何100台何1000台って集まって、そこにたまたま行ったときのことです。
フロント30インチとか、いわゆるビッグホイール、インチアップしたものをフロントに履かせて。リアのパニアケースとかリアフェンダーとかを滑り台みたいなかたちで、シューッとこう伸ばす、ロングフェンダーを付けているのがすごいインパクトがあって。「オッかっこいいな」って思ったのがキッカケでしたね。


――派手で目立つものが大好き、しかも希少、じゃあやってみよう!
音もいいし、まあ何せハデなものが好きなので、目立つものに目が行ってしまうんですよ。目立つ(笑)という意味ではもう間違いないです。高速道路を走っていても、もう必ず振り返られますもん。それが最初の、バガーのキッカケかも知れないです。
そこからいろいろと調べみたところ、なかなか日本国内で作っている業者さんもあんまり多くないですよ、バイク屋さんこそたくさんあっても、まずハーレーを扱っている業者さんっていうのはさらに絞られて少なくなります。加えてそういうフルカスタム車両を製作するとなると、もう本当に一握り。知っている業者さんでもたぶん10社はないんじゃないかなと思うくらい、全国でも少ないんですよね。
だからそういう、業者さんが少ないっていうのもあって「じゃウチで作ろうか」と言ったのが最初の始まりです。