――仕入れの段階で『誰がどんなカスタムをしているか』見極める
まずは仕入れっていうところから特にこだわりを持ってやっているんです。うちはもともとカスタムをしたバイクを中心にお客さまに販売をしているんです。純正の、ノーマルの新車と違って、カスタムすると1台1台やはりいろいろなその、何というかカタチがあるじゃないですか。そういう意味で、カスタムをするとなると絶対に誰かの手を加えてカスタムをしているんですね。その「誰がやったか」っていうところはやっぱり、仕上がりを見ればわかるんですけど、業者さんがやっているのか、それとも趣味の延長でユーザーさんがやっているのか、というのは結構見たらすぐわかるところなんです。例えば配線の処理とか、まあいろんな調整の仕方っていうのもあります。
まず仕入れをする段階で、カスタムがある程度充実している、後は手を加えている、カスタム、「誰がやったのか」というものを、背景として汲み取りながら仕入れは行なうようにしています。
でないと結局粗悪品のものを、結局お客さまに販売するわけにはいかないですので、うちで大がかりに「また直しなおす」っていうのもやっぱり労力もかかることです。そういう観点からでも、仕入れっていうのはすごい大切にしています。
――信頼できるバイク業者専用のオークションから仕入れ
ジ―ラックスでは、バイクの業者専用のオークションから基本的に仕入れを行なっているんです。理由としては走行距離、メーターの改ざん歴であったり、後は冠水、転倒、それから氷害(あまりバイクじゃ聞かないんですけど)そういったものはありません。仮にメーター交換をしてある場合であれば「メーター交換がされています、いつ、何キロの状態で」といったメーター管理システムというものも、業者オークションには入っているんです。そういった車両の品質保証がついてるので、必ず業者オークションから買っています。
一般のお客さまからの買取の依頼はもうすごくたくさんあるんです。それに関しては、どうしても走行距離が明確でないところっていうのはどうしてもあるので、そういう場合なんかは、一度オークションに出品して車両の品質保証とメーター管理システムを使った走行距離の再確認、というのを行なったうえでお店に販売するようにしています。
――千葉県柏市のオークションを中心に横浜、大阪へも
業者オークションも、日本で一番大きいオークションが千葉県の柏市内にあるんです。そこがメインではあるんですが、やっぱりそこだけに偏ってしまうと、あまり台数が出ていないときなんか困ることもあるので、横浜だったり後は大阪、神戸といったある程度遠いところまで足を運んで、そのオークション会場に行って下見をするようにしています。
本当は、柏で済んでしまえば一番やりやすいんですけども、やっぱりこだわりを持ってやっている以上、良いものがあれば必ず自分の目で見て買付を行ようにしています。大阪でも神戸でも、どこまででも行ってきます。まずはこれが仕入れです。
――日本全国遠方のお客様向けに無来店販売に力を入れている
仕入れてきたバイクを、基本的にグーバイク(GOOバイク)に載せるんですよ。広告媒体としてグーバイク(GOOバイク)が、今は一番主流として使っていますね。そのグーバイク(GOOバイク)に掲載する画像の枚数なんかも、80枚から100枚近くぐらいまで掲載をするようにしています。
どうしてかというと、通信販売、うちとしては伸ばしているところであるんですね。どうしてもご遠方のお客さまだと、店頭にお越しいただくことができない方がやっぱり多いです。月の半分以上のお客さまは今回の通信販売で販売させていただいているんですけども、そこがやはりご好評をいただいている大きなところなんです。
――遠方やネット販売のお客様のためにできること
通販のお客様のために、必ず80枚くらいの画像を掲載したり、あとは動画を載せて、エンジンの音なんかを確認してもらうんです。うちはその動画を撮るときに必ずやることがあって、マフラーを最初に触るんですよ。それはどうしてかというと、エンジンの本当の状態を撮影する場合に、画面越しだとどうしてもエンジンの熱とかはわからない。今まで、エンジンをかけていた直後にエンジンを始動する場合は、比較的かかりやすいんです。エンジンが冷えきった状態でエンジンをかけることに意味があって、それが本当のエンジンの状態っていうのがわかるものなんですよ。マフラーを、最初に手で触ることによって「今までエンジンをかけてませんよ」っていうのを、そのマフラーを触ることによってお伝えしたいと。エンジンが冷えている状態で撮影させてもらっています。まあそんな、動画に関してはそんな撮影方法ですね。
――『傷、へこみ、飛び石痕』なども細かく画像でご回答
よく頂くお問い合わせは、特に通信販売だと「傷」、パイプの傷、へこみ、飛び石痕、ここら辺は、うちの会社でラインをやっているのでお客さまにラインの登録をいただいてやり取りしています。本当に細かく、傷関係は撮影してお送りをするようにしてます。もちろんタンクの中の錆であったりとか、細かなところも撮影してお送りしています。
今の時代、ある程度もうネットが主流になってきているので、ある程度の情報をネットにお渡しをしてあげれば、ユーザーさまにも比較的わかりやすい環境を作っていられるのかな、とは思っています。